ロシアの絵本　карандаш(カランダーシ）

再入荷！ビリービン…その人と作品を知るための決定版！

《内容》
330×245mm・厚さ14mm・ハードカバー・2011年発行・176ページ

目次：「ビリービン…銀の時代の画家と人間」「書籍芸術」「雑誌グラフィック」「美術工芸グラフィック」「舞台美術」「記念的絵画」「風景画」「肖像画」「付属文書」

ビリービンの資料としてお薦めするのはもちろんですが、その多岐にわたる才能の軌跡をたくさんの美しい図版で存分に楽しんでいただきたい画集です。
重厚で贅沢な価値ある１冊です。

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イワン・ビリービン
　　　　　　　　　（1876〜1942）

画家、舞台装置家。ペテルブルク生まれ。大学時ドイツ留学。イリヤ・レーピンに師事。ヴァツネツオフのロシア英雄叙事詩画などを見て衝撃を受け、以後ロシア民話や中世を作品に反映させるように。「芸術世界」の一員として民話画を描きはじめ、1901年から03年までに当時の印刷技術最高峰の国立印刷所から「うるわしのワシリーサ」など6冊の民話絵本を刊行。その後もロシア細密画、イコン画、ルボークなどの要素を取り入れ、アール・ヌーヴォーや浮世絵の影響も受けつつ、豊かな民族描写力、装飾モチーフのデザインセンス、美しくも落ち着いた彩色で描かれた美しい絵本を発表。オペラやバレエの舞台装置デザインでも活躍。ロシア革命後はエジプトやフランスにも滞在し、帰国後、36年からペテルブルク芸術大学教授。42年、ドイツ軍に包囲される中、防空壕の中で66歳で亡くなりました。