ロシアの新刊絵本と貴重な絵本関連グッズをお届けします
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商品詳細

ロシア絵本「翻訳・解説付・幻のロシア絵本1920-30年代」復刻10冊組

販売価格: 14,430円 (税込)
数量:
訳文付き!日本で発見された奇跡のコレクションを高度印刷技術で復刻!
アヴァンギャルドの軌跡を是非お手元で
※ばら売り(1冊1543円)も近日発売予定です。

・発行=淡交社 監修=沼辺信一 翻訳=鴻野わか菜 
 アートディレクション=秋田寛 制作=@ミュージアム

・オリジナルボックスはつきません。紙ファイルケースサービス。

・各巻厚紙ホッチキス冊子仕上げ・各巻紙個別ファイル収納・翻訳文、解説付き

以下、復刻シリーズパンフレットより
 「革命を経た1920年-30年代のソヴィエト(ロシア)では、新しい国づくりに燃える若い画家・詩人たちがこぞって絵本の制作に携わり、未来を担う子どもたちに多きな夢を託していました。粗末な紙に刷られ、ホッチキスで留めただけの薄い小冊子ながら、目にも鮮やかな挿絵・心躍るリズミカルな展開は多くの読者を魅了しました。
 ロシア・アヴァンギャルドの成果を注ぎこんなこれらのモダンな絵本は国内のみならず、パリやロンドンでも注目の的になり、20世紀絵本の流れを方向づけることとなります。しかしながら、1930年代後半になると国家の厳しい統制によって、これらの革新的な絵本は発行不可能となり、国内から姿を消していきます。そして綺羅星のごとき絵本たちが再び歴史の表舞台に登場することはありませんでした。
 この「幻のロシア絵本」復刻シリーズは、20世紀の日本を代表する画家、吉原治良(1905-1972)が、1930年代にリアルタイムで収集した約80冊のコレクションを核に企画された展覧会「幻のロシア絵本1920-30年代」(2004年、芦屋市立美術館ほか)に関連して刊行されました。
 歴史から消えたはずの絵本が遠い日本で大切に保存され、いま70年の時と経て、デジタル技術で鮮やかによみがえったことは、ひとつの奇跡といっても過言ではないでしょう」
                                    沼辺信一

内容
1サーカス (1925年初版) 
サムイル・マルシャーク=詩 ウラジミール・レーベジェフ=絵
サーカスのひとこまひとこま。黄金コンビが生んだ最高傑作といわれている。

2おろかな子ねずみ(1928年再販/初版:1925)
サムイル・マルシャーク=詩 ウラジミール・レーベジェフ=絵
子ねずみの子守りをいろいろな動物がしますが…。これも黄金コンビ作品。

3荷物(1927年2版/初版:1927)
サムイル・マルシャーク=詩 ウラジミール・レーベジェフ=絵
旅行の間に子犬が大きな犬にすり替わります。目を見張るデザインの傑作。

4しましまのおひげちゃん(1931年2版/初版:1930)
サムイル・マルシャーク=詩 ウラジミール・レーベジェフ=絵
女の子が子猫の世話をやくほほえましいお話。 マルシャークの温かいまなざし。

5火事(1932年9版/初版:1923)
サムイル・マルシャーク=詩 ウラジミール・コナシェービチ=絵
留守番の女の子の家が火事に!子猫はどうなる? もうひとりウラジミールとの傑作。

6あわれなフェドーラ(1928年頃5版/初版:1924)
コルネイ・チュコフスキー=詩 V・トワルドフスキー=絵
フェドーラのもとを逃げていく台所道具たち。 センスあるチュコフスキーの詩。

7おもちゃ(1928年初版)
A.オルスーフィエワ=詩 リジヤ・ポポーワ=絵
マトリョーシカや紙や木の民芸おもちゃなど身近なおもちゃ。女性画家が描く楽しい世界。

8紙とハサミ(1931年初版)
レフ・ユージン&ヴェーラ・エルモラーエワ=絵
切って作って遊ぼう! マレーヴィチに共鳴したアヴァンギャルド画家が作った工作絵本。

9郵便(1927年初版)
サムイル=マルシャーク=詩 ミハイル・ツェハノフスキー=絵
世界を旅するジトコフ氏。彼を追いかけ手紙も世界一周。構成主義の流れをくむデザイン。

10特別な服(1930年初版)
ボリス・エルモレンコ=画
新しい8種類の職種を紹介する絵本。職業と彼らが着る特別な服は子どもたちの憧れ。

…………・…………・…………・
◆ウラジミール・ワシリエヴィチ・レーベジェフ(1891-1967)
ペテルブルグ生まれ。父親は機械技師。1910年からフランソワ・ルボーのアトリエに学び12年からはミハイル・ベルンシュテイン美術学校に在籍。革命後は、積極的に前衛芸術運動(ロシア・アヴァンギャルド)に参加、20-21年「ロスタの窓」という政治的宣伝ポスターの制作に従事。この時、民衆に伝える表現技法を身につける。22年、ロシア絵本革命の幕開けと称される初出版絵本「子ぞう」「かかしの冒険」発表。24年国立出版所児童書専門部門美術編集担当。マルシャークとの出会いは、彼がレーベジェフの校正刷りを印刷所で拾ったことから始まる。このコンビで25年「サーカス」「アイスクリーム」「おろかな子ねずみ」「昨日と今日」を出版。またレーベジェフは多くの後輩を発掘、教え育て、ロシア絵本黄金期を牽引する。しかし、スターリンを中心として文化政策転換がおしすすめられ、「社会主義リアリズム」のみが唯一の表現方法となる。35年レーベジェフの作品集は発禁となり、36年にはプラウダ紙一面に批判記事が掲載される。その後、レーベジェフのは生涯絵本の制作を続けるが、その作風はすっかり変わってしまい、第二次世界大戦後ももう元に戻ることはなかった。マルシャークとはずっと共に絵本を作り続け58年発行の「しずかなおはなし」などは日本でも大変親しまれている。

レーベジェフについては「ロシア絵本的日常」でも
http://lucas705karandashi.blogspot.jp/2012/05/blog-post_24.html
http://lucas705karandashi.blogspot.jp/2012/06/blog-post.html

◆サムイル・ヤコヴレヴィチ・マルシャーク(1887-1964)

ヴォロネシ生まれ。幼少から詩作を始め、ゴーリキーにその才能を見いだされる。20年過ぎから児童文学に取り組む。24年からはレニングラードの国立出版所の児童文学部部長。それは1年後後、児童図書出版所として独立するが、マルシャークはその中心、あたかも太陽のような存在であり、多くの児童作家たちを育てた。多くのコンビ作品を生み出したレーベジェフとは「アイスクリーム」やサーカス」などといった傑作を残す。また、英文学の翻訳者でもあり、自らの児童文学のルーツはウイリアム・ブレークであると述べている。日本で有名な作品として「森は生きている」がある。


◆コルネイ・チュコフスキー(1882〜1996)

父親のいない貧しい家庭環境で育ち、チェーホフに魅せられ、アメリカの詩人たちに共感をおぼえながら、思想・文学の両面で開眼。ゴーリキーのすすめで子どもの作品を書くようになる。その人気の作品から「ロシアの子どもたちはチュコおじさんの『わに物語』で育つ」と言われるほどになる。また童詩などの創作にはげむ一方『2歳から5歳まで』『中学生』などの著述、また評論家、エッセイスト、翻訳家としても業績を残し、1962年にレーニン賞を受賞しています。作品に「ごきぶり大王」「あらうよバシャザブーン」(以上偕成社)など。

◆ウラジミール・ミハイロヴィチ・コナシェーヴィチ(1888-1963)

ノヴォチェルカスク生まれ。「芸術世界」派の影響を受け、革命前後から挿絵の仕事を始める。独自の線をいかした画法を確立。チュコフスキーの詩とともに多くの作品を残す。マルシャークとの「火事」は名作。レーベジェフと共にロシアアヴァンギャルド絵本の黄金期を牽引した立役者。その表現のスタイルから、暗黒の時代もレーベジェフほど非難されず、第二次世界大戦後にいたるまで同じ表現で絵を描き続けた。
コナシェーヴィチについて
http://lucas705karandashi.blogspot.jp/2012/08/blog-post.html



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