ダイアリー

2/2 アグニヤ・バルトー

2019年02月02日

オープンルームありがとうございました。暖かい1日でよかった。今日はシステム関連の打ち合わせもあり、これからのカランダーシのことをちょっと考えたりもした。
「幻のロシア絵本1920〜30」(淡交社)を見ていて、詩人アグニヤ・バルトーの名前が割と出てくるなぁと思っていたら、5作品登場している。マルシャークやチュコフスキーなどのビッグネームは別として、これはこの本の中では多い方だ。バルトーといえば、カランダーシ的にはNさんにいただいたソビエト時代の絵本で、もう1人のNさんに訳していただいた 「虫網があってよかった」や 「おとうと」がある。両方とも以前こちらで紹介している。でも、アヴァンギャルド絵本の時代にすでにこんなに活躍していたということには結びついていなかった。
バルトーは1906年生まれで1981年に亡くなっており、今でもちろんもロシアでは著作が発行され続けていて国民的な、と言ってもいい著名な詩人だ。
バルトーは、最初バレリーナを目指していたり、詩作では出版作品がすぐに人気となっている。マヤコフスキーに影響を受けている。戦後、作家活動を続けているが、60年代にはラジオ番組に出演しており、戦争で生き別れになった親子のために大変に尽力したり、脚本家としての才能も発揮していた。知的でしっかりと物事を見据えているような眼差しが印象的なお顔立ちだ。
カランダーシには他にもバルトーの詩の絵本がある「おもちゃたち」という絵本。やはりNさんに頂戴したものだが、1972年発行という時代もあるのだが、全体的に古風で情緒的だ。でもロシア語の先生からお借りしている絵本の同じ詩の挿絵はそこまで切なさ感がない。こちらは 1997年のものだ。
同じ詩でも時代により挿絵が変わっていく様も面白い。「最新」の挿絵も見てみたい(直)


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