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2/27 「読書人」
2019年02月27日
「読書人」は週刊の歴史ある書籍書評紙。全国の書店で購入可能で電子版もある。資料によると、大学図書館や公共図書館、新聞社や出版社などでの読者、執筆者や研究者、高校の国語科の先生、そして、全国の読書家が読者層だとある。ということで、そういう方々にも、「セリョージャとあそぼう!」の情報が届くのはとても嬉しい。
今号の巻頭特集記事は「対談 片淵須直氏×佐分利奇士乃氏 明日を違う一日にするためのアニメーション」だ。かなりのボリュームで、アニメデジタル化以降の変化、リアリティの考え方、歴史を踏まえての表現論、今後の展望に至るまで、現場の論理に生態心理学という視点からのアプローチが交錯するかなり読み応えのある内容だ。ノルシュタインのアニメについてもかなり語られている。個人的にはジャポニスム、ミュシャからマンガやアニメへの流れなどは絵本研究の観点からいっても繋がるし、それこそ絵本表現を考える上でも勉強になる内容だった。
この「読書人」紙、扱う書籍は文芸書から漫画まで幅広く、最後のページのコーナーではアメリカ絵本の連載紹介記事が掲載されている。(直)
「読書人」ウエブ版 https://dokushojin.com/content.html?genre=7&content=30