ダイアリー

9/26 森

2019年09月26日

書店の店頭にカレンダーや手帳が並びだした。まだこんなに暑いのに。一方、ロシア語の先生によるとモスクワはどうしたことかすでに雪が降っているそう。

ロシアは天然ガスによる暖房が行き届いているので冬場でも室内はとても暖かいのだが、その暖房のスタートは10月から。なので今はとても寒いらしく、先生の実家のお母様は室内でコートを着て凌いでいるのだそう。そして、季節の巡りのフライングはきっと森の動物たちを翻弄しているに違いない。

上の画像は、ロシアの森の動物たちの1年の様子をゲオルギー・ニコリスキーの芸術的な絵で鑑賞できる「森の1年」の表紙。44もの四季折々の動物たちの様子を見ることができる。大いなる自然の中で動物たちは季節の恵み、そして試練を受けながらたくましく生きている。

動物が生きる現場が丁寧にリアルに描かれており、臨場感がある。もちろん動物の表現も魅力的だが、森の植生の描き方も素晴らしい。木の幹の質感など、手触りまでわかるよう。下の画像は、残照の黄金色の白樺林を背景に、手前の暗い針葉樹の森にいる熊ときのこを描いた秋の印象的なページ。

オープンルームで是非ご覧ください。(直)


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