ダイアリー

10/30 ジャバラ

2019年10月30日

Mさんからいただいたソビエト時代の絵本に何冊かパタパタと広げて読むタイプのジャバラ絵本がある。1967年刊のものだ。

ページ分の厚紙をそれぞれ少し間隔をあけて並べて絵本の内容が描かれた紙を貼り付けて、ウラ面にも同じように絵本の紙を貼り付けて作ってある。

ソビエト時代の絵本は薄い紙のホッチキスどめが一般的だと思うのだが、こういう絵本もあったようだ。

手前左のちいさなサイズはNさんからいただいたものなのだが、こちらもジャバラ絵本だ。いずれも艶のない表面がケバだつような質感の紙を使っていて、本自体は固い作りなのだが、手触りは優しい。

見開きごとにひとつの世界観がある普通の絵本と異なり、パノラマのように内容を見渡せたり、また裏面に続いていったり、パタパタと広げたり閉じたりという面白さがある。そして今でもロシアではこのジャバラ方式絵本は見かける。

繰り返して読んだのだろう。さすがにページの外側の連結部分は傷みも見えるが中身は概ねきれいで厚紙部分はびくともしていない。しっかり作られ、丈夫で長持ちということになる。価格はホッチキスどめに比べると少し安いようだ。

ジャバラ絵本、屏風のように立てられるのも魅力だ。(直)



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