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11/10 アートと絵本

2019年11月10日

昨日午後からは、研究会の学びとして国際子ども図書館で開催された講演会「美術と絵本-冒険と革新」に行き、アートと絵本についてお話をうかがった。

講師はうらわ美術館学芸員の山田志麻子氏。革新という切り口で、美術潮流と絵本の足跡をフォーヴィズム、キュビズムあたりから辿るという内容。現在開催中の「絵本に見るアートの100年」鑑賞を、より具体的に深めてくれるお話で大変興味深く、もう一度展示を見たくなったのだが、時間が許さず残念だった。

ロシア・アヴァンギャルドについては、特にリシツキーの 「ふたつの正方形の物語」を訳文付きで詳しく見せていただいたのだが、その革新性に、なんてこった!と、あらためて驚かされるとともに、村山知義への影響なども具体例が示され印象深かった。

絵本も、常識を疑う革新性が創造してきた芸術の成果でもあること。そのことがよくわかる講演会だった。

そしてこのことをより深めていくためには、絵本って何だろうってことの自らの常識ってヤツを疑ってみるのも必要なのかな。うーん。なんと刺激的な。である。(直)


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