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1/16 マラカイト

2020年01月16日

ロシア語のO先生が淡いペパーミントグリーンのセーターにグリーンの石のネックレスと指輪を合わせてらしてとても素敵だったので、そう伝えたら、指輪は孔雀石(マラカイト)だと教えてくれた。

そこから、ロシアは琥珀が有名だけど、孔雀石も沢山採れる、という話になり、孔雀石にちなんだ有名なお話があると、書棚から「孔雀石の小箱」というお話集(上の画像)を探して見せてくださった。どれもパーヴェル・パジョーフという作家が書いたものだ。

表題作や、映画やバレエなどで有名な「石の花」という孔雀石職人のお話などなど、神秘的な要素も印象的なお話が収録されている。

これらのお話の中で、孔雀石の化身はトカゲだ。ということでこの物語集の挿絵の随所にトカゲが登場しているし、王冠を被っていたりもする。また、もちろん孔雀石の表現はたくさん出てくる。それは表紙でもわかるが、緑の色と模様に特徴がある。

ロシア、ウラルはマラカイトの一大産地だ。その美しさを活かし、建物の柱や家具、壁や花瓶などの調度品など多岐にわたり使われている。そしてこのようなお話も広く知られているというわけだ。

カランダーシでも、パジョーフ原作の色々なお話の挿絵を集めた絵葉書集を扱っている。絵はニコライ・カチェルギン。マラカイトの表現にも注目したい。画像の花瓶はエカテリーナ宮殿のもの。(直)








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