ダイアリー

3/23 空を飛ぶ

2020年03月23日

カランダーシの部屋から見える桜の木はまだ満開は先のようだ。同じ桜を眺めるにしても去年と今年では心持ちが随分違う。来年のことなど想像もつかない。

さて、イーゴリ・オレイニコフ画の「飛行の物語」(ウサチョーフ/文)。人類はどのように空に憧れ、飛ぼうとしてきたのだろう。幻想的にして説得力のあるオレイニコフの挿絵に導かれながらその物語を驚きと感慨を持ちながら見つめてゆく。

空を飛ぶ…それは魔力や神秘的な力でしか叶えることができないと考えられていた事であったのだが、その可能性を決して諦めようとしなかった先人たちの飽くなき挑戦の数々に拍手喝采をおくりたくなる。

奇想天外ともいえる幾多のアイディアは、人が持つ想像力の賜物だ。人がずっと憧れ続けてきた手の届かないたまらなく魅力的な空と世界。鳥や虫にも倣い、重力を克服しようと悪戦苦闘してきたその足跡を楽しみたい。

そして、今や、私たちは飛行機で海外どこへでも行けるようになった世の中に住んでいる。便利になり、昔の人たちの夢を現実のものとしているといえる。

でも、やはり魔法使いの箒やペガサスの羽根への憧れがなくなったわけではない。まだまだ先は長いのだろう。浪漫。(直)

https://karandashi.ocnk.net/product/424


ホーム | ショッピングカート 特定商取引法表示 ※ご注文・お支払い方法 | ご利用案内
Powered by おちゃのこネット