ダイアリー
6/15 カムチャツカ
2020年06月15日
隣人たちとは保護区に生息する動物たちのことで顔馴染みの動物には名前もつけ観察している。そしてこの一年余りの日々の記録は当時ネットで随時発表され多くの反響を呼んだのだが、その視聴者との質疑応答などの交流も収録されている。この写真集の大きな特徴だ。
距離は離れていても世界中の多くの人たちが1人の写真家が発信したカムチャツカの隣人たちの様子をつぶさに見ることができたのは得難い体験だっただろうと思うし、この写真集はその多くの人々たちにとっても貴重な記録となっているはずである。
もちろん雄大な自然の姿や四季の移ろいにも注目だ。クリュチェフスカヤ山の姿は美しく、ツンドラ気候の冬はあくまでも厳しい。
動物たちと写真を通して目が合う。息を呑む。隣人たちとの対峙のひととき。彼らに私たちはどう映っているのだろうか。(直)
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