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今春発行された「石井桃子のことば」を読み終わったころ、ちょうど区報で「荻窪と石井桃子さんのかつら文庫」という2回の連続講座開催を見つけ、受講しました。一回目は、かつてかつら文庫のお姉さんであり現東京子ども図書館評議員の荒井督子さんによる講演。学生時代に石井さんと出会い、その生涯を身近で見つめてきた荒井さん。石井さんの来歴や仕事について温かい言葉で語ってくださいました。石井さんは静かではあるけれど、自分で筋道を作り「実践」する人であったという言葉が印象的でした。2回目はかつら文庫のビデオと荒井さんの昔話の語り、改築なった文庫と石井さんの書斎や居室の見学。ピーター・ラビットの手作りの束見本を見ることができ…感動で胸がいっぱいに。