ダイアリー

7/2 木馬

2020年07月02日

ソビエト時代を代表する動物挿絵画家エフゲーニー・チャルーシン。その息子のニキータ、孫のナターリヤ、ひ孫のアレクセイ、全員動物挿絵画家として活躍。すごい!

ナターリヤ(1964年生まれ)とアレクセイ(1992年)は現役画家であり、動物を写実的に描くチャルーシンの系譜は脈々と受け継がれている。現在ナターリヤがエフゲーニーとニキータの著作権を所有しており、アレクセイはその管理の代表をしている。

この「木馬の馬車に動物を乗せたお話」は文章はエフゲーニー、絵をアレクセイが手がけており、エフゲーニー生誕115年を記念して2016年に作られたものだ。

ニキータという男の子が白地にブチ模様ガラスの目玉の木馬の馬車を組み立てると、木馬は家を飛び出して、街を抜け、まずは森でうさぎを馬車に乗せるも、退屈と降りられてしまう。ハリネズミ、クマと出会い馬車に乗せるけれど中々うまくいかない。家に戻り今度はニキータを乗せて走る…というお話。

木馬の表現はとても生き生きとしているし、チャルーシン一族らしい森の動物のリアルな描き方にはユーモアも感じられる。繊細な自然描写など、お話の筋を追いながら細かい森の表情なども楽しめる絵本だ。

そう。きのこやベリー、カエルや蜂たちなどの小さな生き物などがたくさん出てくるのだ。そんな脇役たちにも注目したい。(直)

詳細・画像 https://karandashi.ocnk.net/product/478


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