ダイアリー

7/6 路面電車

2020年07月06日

引き続き九州の雨を心配している。
このところ結構な工事の音が響いていて、窓から大きなクレーンが見える。ヒマワリの鉢のカマキリ、昨日は見かけなかったけれど今日はいたいた。ご機嫌は…わからない。

2017年B I B 世界原画展金のりんご賞受賞画家アンナ・デスニツカヤによる立体造形写真絵本「二台の路面電車」。二台の電車の名前は、クリークとトラム。2台は朝仲良く出発したのだが、やがてクリークがはぐれてしまい不安の中夜の街を走ることに。そして、トラムはクリークを探し回る。二台はモスクワの街中の線路を走りながら再び会うことが中々できない。

詩を書いたのは。オシプ・マンデリシタム。この詩は1925〜25年に書かれており、絵本ではデスニツカヤが当時の街中の建物や風景、人々の様子を紙や布、針金などの素材を生かして当時を再現。夜の場面が多く枯葉も落ちて物哀しさもあり、迷子の電車の不安も伝わってくるが、素朴な路面電車の佇まいからは懐かしさや優しい温もりも感じられる。全体的的には文字や電車の地図などとのコラージュや電車の軌跡の矢印などデザインを効かせており、素朴さやノスタルジー感をスタイリッシュでコンパクトにまとめあげているといった感じだろうか。遊び心もあり面白い。

ロシアでは1880年に初めての路面電車がサンクトペテルブルクに登場、モスクワでは1899年に走り出した。以降市民の足として定着し、一時期廃れるも環境面などから人気を取り戻し今も活躍している。

詳細・画像 https://karandashi.ocnk.net/product/480


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