ダイアリー
11/30 こぐまくん
2020年11月30日
コズロフとノルシュテイン作/ヤールブソヴァ画の「霧の中のハリネズミ」。邦訳版とふたつ並べてみた。表紙の絵も異なるが内容も違うところがあり興味深い。色見も若干異なる。
おひさまが沈む頃、小さなハリネズミはお友だちのこぐまのところへ出かける。その途中で出会うひとつひとつの出来事とハリネズミの気持ちが語られ、読んでいると一緒に霧の中を歩いているかのように心許ない気持ちになる。
だからこそ、こぐまのいえに着いた時に一緒にホッと和んでニコニコしてしまう。この絵本、不安な世相、誰かに会いたくてもそれが中々難しい今だからこそ共感するところが大きいように思う。(直)