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3/8 春の野辺の

2021年03月08日

今日は国際婦人デー。ロシアは祝日で男性が女性に花束を贈る習慣があるので花屋さんは大忙しのはず。でも、普段から男性はよく女性に花束を贈るので花屋さんの数も多く24時間営業のお店も珍しくない。そういえばロシア語の先生もご主人との恋人時代のデートの時によくもらっていたとおっしゃっていたっけ。

「テレモーク」は「てぶくろ」のように次々と動物たちがひと所に集まってギュウギュウになるお話。このパターンのお話はロシア、ウクライナ、ベラルーシに広く伝わっているが、この絵本はアレクセイ・トルストイの再話によるものだ。

テレモークとは邸宅、御殿のこと。この絵本ではその邸宅の設定がおじいさんが道に落としていった壺になる。住民たちが増えるにつれ、どんどん壺は邸宅らしくなってゆき、御庭でティーパーティーを開いたりもできるようになるのが面白い。

まず最初にこの壺に住むのはハエ、そして蚊。ネズミ、カエル、ウサギ、キツネ、オオカミがやってきて一緒に住むことになる。そして最後にクマが来て…。

挿絵はインナ・グレボヴァとアレクサンドル・グレボフ。春の自然の色彩が優しい。オオバコやタンポポが咲く長閑な野辺の景色に親近感がわく。

ハエはプラトークを被り、蚊はシルクハットを被っていたり、どの動物もおしゃれで素敵。(直)

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