ダイアリー
4/16 テレモーク
2021年04月16日
明日午後からからはオンラインオープンルーム。ロシア絵本をご覧になりたい方、絵本のことを知りたい方はどうぞ。個人対応。本日中にご予約お願いします。
ソビエト時代の資料絵本の中から今日はラチョフ画「テレモーク(御殿)」をご紹介。とてもポピュラーな民話の絵本だ。1973年刊。
落ちている壺にまず最初に蚊がやってきて中に誰もいないので住むことになる。その壺に蠅、鼠、蛙、兎、狐、狼が次々とやってきて一緒に住むようになり、最後に大きな熊が来てとうとう…というお話。
「てぶくろ」と同じように住人が増えるにつれて、壺がどんどん家化し、生活感が出てくる様子も面白い。
表紙はラチョフピンク(勝手に命名)を背景に狼、狐、蛙が坪谷の御殿から覗いている。狐が花束を持っているところがいいな。
絵本と一緒に写っているのは、ソビエト時代にモスクワで暮らしてらしたNさんからご寄贈いただいたパペット人形のたちの中のオオカミ君。ナイスガイである。顎のテグスを引くと大きな口が開くようになっている。(直)