ダイアリー
5/11 カバコフ
2021年05月11日
いつの間にかなくなっていたものに気づかされた昨晩。なくしていたと思っていたものをふいに見つけてしまった今朝。
今日は久しぶりに心地よい気温。このところ暑すぎた。
モスクワ・コンセプチュアリズムの父とも呼ばれるイリヤ・カバコフの子供向けのイラストレーションをたっぷり鑑賞できる「 詩と物語集」入荷するのももう何度めかなのだけど面白くて見応えある1冊だとあらためて。
前衛芸術家としてのカバコフを知る人は、このような子ども向けの作品について何か語ろうとはしないのかもしれない。でも明らかに独特なこの世界観もまたカバコフの表現力の賜物なのだと思う。
明るい色彩で春の野辺と子どもや動物を詳細に描きながら、そこに甘ったるい情緒を付加しないどころかシュールささえ伝わってくる挿絵を始め、テキストの解釈と芸術について考えさせられるし感度試される。(直)
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