ダイアリー

6/15 旅情

2021年06月15日


先日、ウラジオストクからちょっとだけでもシベリア鉄道に乗ってタイガの森を見たいですね〜なんて話をある方とした。そんな未来が早く来るといいな。

「シベリア鉄道出発進行!」(アレクサンドラ・リトヴィーナ作/アンナ・デスニツカヤ)の旅はモスクワから始まる。久しぶりにページを開くと、客車の中の乗客たちの「密」具合が懐かしい。老若男女、猫も!それぞれのスタイルで鉄道の長い旅を楽しんでいる。

この絵本は主だった駅の周りの情報を教えてくれるのだけど、地元の子どもの我が町紹介文が親しみやすく面白い。絵本を通して、その土地の歴史や産業、暮らし、自然、また抱えている問題などを知りながら旅は続く。

時折見開きで壮大な景観が挟み込まれていているのだか、その広さ、大きさに目を見張る。大地もでっかいけれど、空もでっかい!しかしどんな圧倒的な景色の中にもその土地の人や犬たち!が小さく描きこまれているので、何か親近感を持てるし、何故この人は1人でここにいるのだろう、なんて想像をする楽しさも。

凍ったアムール河を越え、終点が近づく。夜の車内。人々は寝るのも起きてるのもまるで自由。モスクワから乗ってる人は初めての人でもすっかり旅慣れているはずだ。疲れが出るころかもしれない。猫はぐっすり寝ている。

6月。ロシアはさぞや気持ちのよい季節を迎えていることだろう…旅情誘う罪な絵本だ。(直)
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