ダイアリー

6/30 民芸

2021年06月30日


少し前、大通りにあるマンションの入口すぐの街路樹に鳩の巣があり土鳩が入っていくのを見かけた。マンションの出入りもあるし、通りは結構人の往来もある。え?なんでここ?と思ったけれど案外そういうものらしい。でもその時以降鳩の姿は見えず空家状態。引越したのかな。賃貸物件だったのかな。

「ロシア民族絵画」(ナイナ・ヴェリチコ著)はホフロマ、ゴロデェッツ、メゼーニ、などロシアの代表的な民芸模様の歴史を紐解き、その描き方まで教えてくれる。またその民芸模様が実際にどのような場所や物に描かれていたのかをたくさんの図版で知ることができる。

模様それぞれに特徴はあるが、注目すべきはその色使いだろう。赤を基調とした物が多く、黄色、緑、あるいはホフロマなどは金も使い鮮やか。鮮やかすぎて目がチカチカするページもあるくらいだ。

何故こんなに鮮やかな色使いをするのか。それは景色が全て色をなくすロシアの長い冬は気持ちも塞ぐが美しい色を見ることによる精神的な効果があるからと以前教わった。

また古来赤は魔除けの色とされている。同じく模様にも意味があるものがもちろんたくさんある。そういうことを事細かに教えてくれる貴重な一冊。こういった民族的な模様は絵本の中にもよく登場するのでとても勉強になる(直)

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