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9/1 お話の木

2021年09月01日

青柿を象った何とも風情のある生菓子をいただいた。感謝。このところ和菓子にときめくことが多い。季節感にハッとさせられる。この秋も楽しめたらいいな。

「お話の木」はボリス・セルグネンコフ作の農村の暮らしと動物たちをテーマとした物語集。人生や運命の深淵に気付かされるようなシュールな味わいも魅力の創作物語集。

シンプルな短い淡々としたお話の中にある意味あいや味わい、またはこめられた皮肉。深い余韻を伴って読み手に独特の印象を残すはずだ。

ある老婆がもう世話はできないからと、長年共に暮らしてきた牛を売りに行くが泣いてそれはできない。結局は連れ帰るが、その牛が人間のように働き老婆を助けるようになるというお話などの他36篇のお話をゆっくり味わいたい。

作家は1931年にハバロフスク生まれ。現在はサンクトペテルブルク在住だ。

挿絵のカリンナ・プレトロが素晴らしい。彼女は作家の妻とのこと。こちらもシンプルでいて哲学的な表現が深い。こういう絵本に出会えるのは本当に嬉しい。素敵。(直)

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