ダイアリー

10/25 「リィーヤとトラ」のこと②

2021年10月25日


先週後半は怒涛のような日々を過ごしていた。事実を受け止め前に進んでゆけたらと思う。何はともあれ、また、このようにカランダーシの部屋に戻ってくることができてホッとしている。

新刊絵本「リィーヤとトラ」はすでに取次さんなどに納品完了しているので、だんだんと書店さんへの旅も始まっていると思う。お待ちいただいている方々のお手元に届く日も近くなってきた。

今日はこの絵本の作家の事を少しご紹介したい。このお話の作者のアンナ・フェドゥロヴァさんは、すでに20冊以上の児童書の著作がある。プロフィールには幼児の発達の専門家であり教育者ともある。

絵本を作る過程で、内容についてロシアの出版社と何度かやり取りをしてきた。フェドロヴァさんからも言葉をいただいた。トラのイメージを構築する上でそれはとても大切なヒントとなった。

この絵本の中のトラは生態や特徴など生物科学的な視点に基づいた表現もされている。実在のアムールトラそのもののことを知る内容となっているのは教育者としてのフェドラヴァさんにとってひとつのテーマだったはずだ。またそれがこの絵本の大きな魅力になっているように思う。

そしてそのトラが物語の中で文学的にひとつのキャラクターを持った主人公として表現され、人間の子どもと対峙する。獰猛な野生動物と人間の子どもの出会い、どう展開してゆくのか、それは是非絵本楽しみにしていただければと思う。

プロフィールには、フェドゥロヴァさんは6人の子どものお母さんであることも記されていた。多分賑やかな日常を過ごされている方だと単純に思ってしまうが、どうなのだろう。

画像はフェドゥロヴァさん。(直)













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