ダイアリー
11/1 「リィーヤとトラ」のこと④
2021年11月01日
今日から11月。おかげさまで無事「リィーヤとトラ」の発行日を迎えられ感謝している。
今回はどんな絵本にするのか。特にトラのイメージを大切に、実在のアムールトラのことについても調べ、ロシアの作家とのやり取りも通して表現を作りあげてゆくという過程もあった。
お話自体を楽しんでいただくと同時に、怖い、強いだけではないトラが本来持つ生き物としての魅力のようなものが伝わるといいなと思っている。このお話はファンタジーであるかもしれないが、もしかしたらこんな事もあるかもしれない、そう思わせる神秘性もアムールトラは持ち合わせているようなのだ。
淡々と進んでゆく物語の中でリィーヤもトラも生命の危機を経験する。実はえらいこっちゃなのであるが、その辺りのことも含め受け取る方々でまた印象が変わってくる絵本かもしれない。素晴らしい切り絵の表現と共に何かしら興味を持って手に取っていただければ幸いだ。
昨日は、カランダーシ出版絵本をずっと置いてくださりお世話になっているご近所の音羽館さんへ納品へ。ご厚意で棚に入れたところを撮影させていただいた。いつも本当にありがたいことだ。お近くの方は是非!(直)