ダイアリー

11/15 カシタンカ

2021年11月15日

土曜日のオープンルームありがとうごさいました!このままオープンできる日々が続きますように!

ご近所の紅葉は色づき始めた木もあるけれどまだまだという感じ。たくさん落ちていたのはシラカシ(なのかな?)のドングリ。清々しい日曜日の午後の空の下で。

チェーホフの「カシタンカ」は1匹の犬のお話。カシタンカ(栗という意)と名づけられた犬が街で飼い主とはぐれる。最終的にある男性の元で芸を仕込まれサーカスに演者として登場し、観客として来ていた飼い主親子と再会する。

絵はトラウゴート兄弟。不安と緊張でよるべないカシタンカの心情をうつすように暗く滲むトーンの挿絵は、幻想的であたかも全てが夢の中の出来事のような趣き。カシタンカを飼い芸を仕込む道化師は、ディアギレフをイメージしているのだろうか。

人生の中で何かにはぐれる事は誰しもあるのではないだろうか。カシタンカは飼い主の元に戻れたが、実際にはそう上手くいきはしないだろうし、残された道化師の心情のことを思うと…。そんなこんなの感情を掻き立てられる絵本。

同じお話のアニメ https://www.youtube.com/watch?app=desktop&v=o__gm_4buxU&feature=mweb_c3_open_app&itc_campaign=mweb_c3_open_app&redirect_app_store_ios=1



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