ダイアリー

6/9 北欧

2024年06月09日


今年もアナベルが綺麗に咲いています。白くてまんまるのお花がぱっと辺りを明るくしてくれます。そういえば鳳仙花の種を買ったのですが早く植えないとですね。

少し前に行ったSOMPO美術館「北欧の神秘展」は普段まとめて目にすることがあまりない北欧の美術の歴史と特徴が良く分かる内容で勉強になりました。

イタリアやドイツ、フランスに追従していた北欧諸国の美術界は19世紀に自然や民話など独自のテーマに着目するようになり独特の発展を遂げます。そこにはジャポニスムの影響も見られます。

個人的に好きだったのが深い森を舞台とした神話や民話や民俗叙事詩を題材とした美術です。トロル物語「ソリア・モリア城-アスケラッドの冒険」を描いたテオドール・キッテルセンによるトロルのシラミ取りをする姫は、今展のリード画としても用いられていますが、不思議さと不気味さと神秘性そしてなんといってもその物語性が秀逸過ぎて暫し見入ってしまいました。

またガーラル・ムンテの英雄物語の絵画やタピスリーはビリービンを想起させて興味深かったです。ビリービンも同じ時期に民族性や民話をテーマに創作を始めていますから関連性もあるのかもしれません。

実際ロシアと北欧は近いですし、現代でも想像以上に影響し合っているようです。というか北欧の文化の影響をロシアはとてもよく受けているし、とても好きなのだということを複数のロシア人から聞きました。そのひとつの証となるのかは分かりませんがロシアにもIKEAがありとても人気があるのというのは確かです。

新しく絵本をご紹介しています。刺繍の本は物語とハンドメイドの世界を繋げたユニークで美しい一冊です。手にとって是非見てもらいたい素敵な内容です。よろしくお願いいたします(直)




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