ダイアリー

7/9 バレリーナ。

2017年07月09日

Nさんに「ロシア・アニメーション傑作選集4」というDVDをお借りしている。19作品収録されているのだが、まずは冒頭の「船上のバレリーナ」にうっとり。これはレフ・アタマノフ監督の作品。有名な「雪の女王」の監督だ。ひとりのバレリーナが出港してしまった船に空中を跳んで乗船するシーンでもう心を持っていかれた。一応人間の造形をしているけれど、このアニメの中でバレリーナは、人間を超越した美の象徴のような存在として描かれている。その徹底した妖精っぷりが、素晴らしい。美しい顔立ち、ありえないほど長い手足、足首くらいの細いウエスト…でしなやかにバレエの所作通りに超人的だけれどもあくまでも美しさを担保しつつ動くさまに、おお、これぞアニメーションの醍醐味ではないの!なんて思ってしまった次第。アニメーションについてもバレエについても何もわかっていないのにすみません。
素敵なお話。久しぶりにバレリーナに憧れていた少女時代を思い出してしまった。(直)


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