ダイアリー

10/13 ロシアのグリム…アファナーシェフ。

2017年08月13日

アファナーシェフ…民話の収集をして編むという貴重な仕事をして後世に残したことから、ロシアのグリム兄弟とも呼ばれている。参考までにアファナーシェフの「ロシア民話集」はグリム兄弟の「ドイツ民話集」の3倍近くの収録数であり、その功績は偉大すぎるくらいに偉大だ。そんなアファナーシェフについてまとめられた「昔話を語ろうか ロシアのグリム、アファナーシェフの物語」(群像社)を読んでいる。具体的に誰から聞いたという記述はないが、昔話を聞いて育つ中で、彼は本に夢中の少年時代を過ごすのだが、教育の場が人格破壊の現場であったこと、アファナーシェフがそれに抗ったこと、モスクワ大学に進み歴史を学び、過去に目を向け民衆の詩心を集める必要性に目覚め、文書院に勤めながら民話の研究・収集を続け、民話集を出版、享年45歳…。ざっくりとまとめるとこんな感じなのだが、自分を大事にし、独自で考えるということを芯に持ってる知性の人の生涯はまた当時のロシアで順風満帆であったはずもなく、ではある。
この本は東京子ども図書館で借りてきたのだが図書館の資料室の匂いがする。返却期限は9月2日。気をつけよう。

8/19 東京ロシア語学院のミニバザール、その他のお知らせなど 
http://karandashi.ocnk.net/diary-detail/496


ホーム | ショッピングカート 特定商取引法表示 ※ご注文・お支払い方法 | ご利用案内
Powered by おちゃのこネット