ダイアリー

9/6 秋思。

2017年09月06日

「幻のロシア絵本1920-30年代」(淡交社刊)を見ていたら、あるページが目にとまった。この本はもう何度も読んだり見たりしているのだが、今までこのページのこの絵に特段関心は持っていなかった。でも、今日はこの犬が呼び鈴を押している後ろ姿にふいをつかれたと言う感じで気持ちがぎゅっとなった。飼っていた犬のことを強く思い出してしまったのだ。うちの犬は呼び鈴は押さなかったけれども、こんな風に後ろ脚で立って、ドアノブを方ほうの前足で器用に開けていた。今でも壁には身体を支えるために使っていたもう方ほうの前足でつけたこん跡が残っている。開けるのはできたけど、閉めることはしなかったし、教えてもダメだった。「賢い犬」というページのこの絵本の中の犬は他にどんなことができたのだろう…。
絵本にはその性格上身の周りの事柄がよく登場する。そこに自分の経験や境遇を重ねて見てしまうことは多いと思う。私の場合、絵本の中に犬を見つけると、いろいろな思いが自然と出てきてしまう、ということはある。
でも、この絵でこんなにぎゅっとした気持ちになるとは…。
まあ、秋思っていうことにしておこう。(直)


幻のロシア絵本 1920-30年代   http://karandashi.ocnk.net/product/108

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http://karandashi.ocnk.net/product-list/19

◆国立科学博物館筑波植物園「きのこ展」に「わいわいきのこのおいわいかい」展示
http://www.tbg.kahaku.go.jp/event/2017/10kinoko/index.html


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