ダイアリー

10/19 ダイヤル。

2017年10月19日

チュコフスキーのお話で「でんわ」というのがある。主人公の「ぼく」のところに、チョコレートをほしがるぞうや、革靴を食べてしまったワニ、てぶくろをおくってほしいといううさぎ、などなどから電話がかかってくる。最後に沼に落ちたカバくんの救助要請の電話があり…というにぎやかなお話だ。日本語訳の偕成社版のオシトローフの絵の絵本を見ると、電話は旧式のダイヤル式だ。そう、昔はダイヤル式の電話だった。指を番号の穴に差し込んで回す。ダイヤルが戻る、そのもどかしさが何とも懐かしい。
カランダーシで入荷したチュコフスキーのお話集の中にも「でんわ」は収録されていて、絵はコナシェービチだ。そして今回両方を見比べて気付いたことがある。ダイヤルの穴が5つしかないのだ。最初、日本語版でそう思って、でも、それはきっと単純に略して描いているのだろうと思ったけれど、コナシェービチの方でもはっきりと5つの穴だ。一応社会主義リアリズムの時代の絵本だし、単純に素直に考えると当時5つ穴のダイヤルが存在していたのでは、ということになるかなと思うけれど、いやいやまさか、ではある。それで、ちょっと調べたみたけれどよくわからない。あ、今日会った人たちに聞いたらよかったのかもしれない。と今思う。でも、すっかり忘れていた。残念。(直) 

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