ダイアリー

3/5 三代目。

2018年03月05日

今日は大荒れ。地震まで。先日、Mさんからこどものとも年少版3月号はナターリヤ・チャルーシナの絵本と教えてもらって、購入した。八百板洋子/文の「ちいさなはりねずみ」だ。森の中、お母さんはりねずみと5ひきのはりねずみが散歩に出かけ、いちばん小さなはりねずみがはぐれて…というお話。ナターリヤ・チャルーシナはエフゲーニー・チャルーシンの孫であり、ニキータ・チャルーシンの娘。三代にわたり動物・自然挿絵画家の血が脈々と受け継がれている。ナターリヤの今作、季節は晩春〜初夏あたりだろうか、草むらにはスミレやアカツメクサのような花、野イチゴ、そしてアンズタケやイグチの仲間と見られるキノコ、ツバメ、蝶、ナメクジたちがそれこそふんだんに描かれており、それらを見るのも楽しい。
はっとしたのは、小さなはりねずみが出会う犬。今作は成犬だけど、まるでおじいちゃんであるエフゲーニー・チャルーシンが描いた絵本のトムカ君が大きくなったような容姿だ。水辺の描写も重なる。偶然なのだろうか。いやいや祖父の作品へのオマージュのようなものなのでは、と想像したい。と思っている。(直)

チャルーシンの絵本
http://karandashi.ocnk.net/product-group/8


ホーム | ショッピングカート 特定商取引法表示 ※ご注文・お支払い方法 | ご利用案内
Powered by おちゃのこネット