ダイアリー

8/22 ウスペンスキーさん。

2018年08月22日

先週、チェブラーシカの作者のウスペンスキーさんがお亡くなりになった。
ユーラシア・ブックレット「チェブラーシカ」(小林千登勢著)を久々に開いた。チェブラーシカ誕生についてあらためて読む。それによると、ウスペンスキーさんの友人の作家の、その時4歳の姪っ子のことが書いてある。その子が大きめのコートを着せられて、歩くたびにぱたりと倒れる様子をその友人が、チェブラーフヌッツアという「倒れる」というロシア語動詞にかけてチェブラーシカ!と言ったことをウスペンスキーさんが忘れられずにいたこと、また大きな目玉のカメレオンを見たことからこのチェブラーシカは生まれたと書いてある。
倒れる云々は知っていたけれど、カメレオンのことは、ちょっと忘れていた。カメレオン…。物語が生まれる不思議さと面白さを感じずにはいられない。
辞書でчебурахнутся =チェブラーフヌッツアという言葉を確認すると(俗)ばったりと倒れる、とあっさりある。でも、ここから超有名な新しい物語の主人公の名前が生まれたわけだ。せっかくなのでアンダーラインをひいた。

画像左は「チェブラーシュカとなかまたち」(新読書社刊)。アニメーションのチェブラーシカのキャラクターが生まれる前の挿絵だ。こちらのチェブは日本のちょっと狸のイメージに近いような。

ウスペンスキーさん、どうぞ安らかに…。










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