ダイアリー

11/4 ベラルーシの児童書

2018年11月04日

昨日Sさんから見せていただいたベラルーシの子どもの本を紹介したい。普段中々見ることがないので興味深く見させていただいた。タイトルは「お話(の世界)へようこそ」。たくさんのお話が1冊にまとまっている。Sさんは元々はそれぞれ独立した薄い絵本だったものをまとめたものなのではと見立てていらっしゃったがそうかもしれない。画家も複数。「おおきなかぶ」「うさぎのいえ」「ねことおんどりときつね」「さんびきのくま」「7ひきの子ヤギ」などおなじみのお話や、「ブレーメンの音楽隊」なども入っている。ほとんどが、森や村を舞台にした動物たちや農民たちの昔話で、農民は民族衣装をつけて白樺の靴をはいている。ベラルーシ固有のお話かなと思われるお話もあったが、そういうことに関しての記載などはなかった。
この本は2017年刊。わりと新しいものだ。これ1冊では何とも言えないけれど、これらの昔話が今でもベラルーシの子どもに親しまれているとのひとつの感触を得たように思う。
知っているお話が、基本内容は変わらずに国や地方、または画家の表現などで少しずつ「味付け?」が変わっていくのは興味深い。同じお話でも挿絵で着ている民族衣装が違ってきたりはもちろんだが、今回「さんびきのくま」の豪華なスープの挿絵を見てその具材の豊富さに驚いた。個人的にさんびきのくまのこのお椀の中身については結構こだわりがあり、以前ブログ「ロシア絵本的日常」の中でも書かせていただいているのだが、ここまでお椀の中身がはっきりと大きく描かれている挿絵は初めて見た。きのこ、玉ねぎ、人参、お豆が確認できる。それこそどんな味付けなのだろう。わ湯気にも勢いがあるし美味しそうだ。(直)


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