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11/21 森は生きている

2018年11月21日

ムジカ・音楽・文化研究所のKさんから公演などのご案内をいただいた。人形劇団プークによる新宿南口のプーク人形劇場の「12の月のたき火」と紀伊國屋サザンシアターの劇団仲間公演「森は生きている」だ。タイトルは違うけれども同じスロバキアのお話で再話者はサムイル・マルシャーク。無理難題を押し付けられ森を彷徨う女の子(マルーシカ)が12人の月の精に助けられて…というお話は、1年を振り返るこのにぴったりの演目。
プーク人形劇団はもう42年末にわたりずっと年末にはこのお話の公演をしているそう。一方劇団仲間も1959年!初演以来2100回を超える上演回数とのこと。大切に上演され続け、皆に愛され続けてきた冬のお話をこの冬観劇されてはいかがだろうか。劇団仲間の公演はお得なムジカ割というのがあるそうなので、行かれる方は下記のサイトまでご連絡を。
カランダーシの資料の棚にはこのお話の2冊の絵本がある。丸木俊画の方(福音館書店刊)は滲みのある幻想的な絵が特徴だが、墨色の世界観と赤い色の対比が特に印象に残る。またスタンレーの方(評論社刊)は青を基調とした雪のイメージにカラフルな色使いと緻密な描きこみがリアリティと説得力を持っている。そう、同じお話でも随分印象が違う。そしてストーリーもまた少し違っており読みくらべるのも面白い。
ということで?2つの劇団の公演も見くらべてみるのも楽しいかもしれない。

アーサー・ビナードさんの絵本講座などのご案内もこちらから…
ムジカ・音楽・文化研究所
http://www.musica-inc.jp


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