2016年刊。「今のロシア」の暮らしがわかります。11歳のセミョーン君は妹と両親と妹の４人家族です。
・安井草平著/写真 ・40ページ ・オールカラー ・ハードカバー ・250 x 220mm ・偕成社刊
将来、ともだちになるかもしれないだれかの毎日。
というテーマで世界各国の子どもたちの暮らしを伝えるシリーズのロシア版です。
ある国を知るためには歴史や言語などを学ぶことも大切なアプローチになりますが、一番はその国に行ってその国の家族と暮らすことでしょう。この写真絵本では、11歳の少年がいつもの暮らしぶりを見せてくれています。「家ではだいたいはだか」、一緒に寝るぬいぐるみがいたり、という少年期まっただ中のセミョーン君。学校生活やサッカーをがんばる姿、またロシア特有の「ダーチャ」での日々、「勝利の日」のことなど、実際の生活の様子から「ロシアのリアル」の一端を知ることができます。セミョーン君の両親はロシアの本当の姿を次の世代の子どもたちにみてほしい…と願っています。絵本というかたちになったその気持ちをたくさんの人が受け止めるといいなと思います。
どんな国もたくさんの家庭の集合体。
その家庭の暮らしを知ることはとても大切なことに違いありません。
