表紙のデザインに注目です!
大きな蝶を大胆に配した表紙はとても印象的。しかも布張り背表紙!!に型押しの文様と文字で格調高い仕上がり。本棚に閉じ込めず、飾って楽しんでほしい1冊です。パッキング状態でお届けします。
《内容》
・212mm×308mm・24頁・全ページカラー・ハードカバー・2011年発行
ロシア児童文学の偉大な作家として国民的に愛されているコルネイ・チュコフスキーの詩と「きりのなかのはりねずみ」(福音館書店)などで有名なフランチェスカ・ヤールブソヴァの作品です。
チュコフスキーのちょっと奇想天外で愉快な詩の世界をヤールブソヴァが愛らしくもユーモアたっぷりの絵で表現。色彩も鮮やかできれいです。大変「にぎやか」な様子が次から次に展開するので見ていてきっとわくわくしてくる作品です。
詩の内容は、自分の鳴き声に飽きたねこ、あひる、めんどり、すずめ等々が違う動物たちの鳴き声で鳴きはじめ、ねこがねずみにつかまって、きつねが海に火をつけて、さあ、大変、みんなで消そうとしますが…というもの。大きな「くま」からちいさな「むし」までの騒ぎっぷりを楽しめます。
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コルネイ・チュコフスキー(1882〜1996)
父親のいない貧しい家庭環境で育ち、チェーホフに魅せられ、アメリカの詩人たちに共感をおぼえながら、思想・文学の両面で開眼。ゴーリキーのすすめで子どもの作品を書くようになる。その人気の作品から「ロシアの子どもたちはチュコおじさんの『わに物語』で育つ」と言われるほどになる。また童詩などの創作にはげむ一方『2歳から5歳まで』『中学生』などの著述、また評論家、エッセイスト、翻訳家としても業績を残し、1962年にレーニン賞を受賞しています。作品に「ごきぶり大王」「あらうよバシャザブーン」(以上偕成社)など。
フランチェスカ・ヤールブソヴァ(1942〜)
モスクワ映画大学を卒業。アニメーション監督ユーリー・ノルシュテインと共に「きりのなかのはりねずみ」などのアニメーション作品を手掛ける。