動物図鑑のようでありながら、どの動物たちもお話の主人公のように登場します。全72ページの豪華な内容。チャルーシン父子の動物傑作絵本です。
《内容》
※新品ですが、紐でしばっていた跡、などのいたみがあります。
・208mm×284mm・72ページ・ハードカバー
・佐伯靖子訳・新読書社刊
父親のエブゲーニィ・チャルーシンの詳しくユーモアも交えた温かな動物の説明文と息子であるニキータ・チャルーシンの柔らかく優しい絵の結晶。どちらも対象の動物に愛情をもって表現していることが伝わってきます。
動物を愛することは動物をよく知ることから始まります。この絵本はただ通りいっぺんの説明ではなく、個々の動物のエピソード集のように親しみが持てるような内容になっています。
動物が好きになる。友だちになりたくなる…そんな絵本だと思います。
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エブゲーニィ・チャルーシン(1901〜1965)
絵本のあとがきに「心から動物を愛する」作家とあります。建築家の息子として生まれ、高等芸術工房で学び、その後国立出版所でレーベジェフとともに働き、ビアンキの挿し絵でデビュー。100冊を超える作品を残す。ヴァツネツオーフとは幼なじみ。
ニキータ・チャルーシン(1934〜2000)
父親(エフゲーニィ・チャルーシン)との影響を受け、幼いころより絵を始め、繊細で表情豊かな絵で動物を描く。