ビリービンが手がけた舞台衣装の世界。
105×150mm 半艶消し 折りたたみ式カバー付き
ビリービンは民話の挿絵だけではなく、舞台関連の仕事でも素晴らしい功績を残しました。大がかりな舞台装置から衣装、また、ポスターなどにいたるまで、画力に加えて民族や歴史に造詣の深いビリービンは、大いにその才能を発揮させてこの仕事に取り組みました。このポストカードセットの内訳は「金鶏物語」を中心に、「サルタン王物語」「イーゴリ公」「ルスランとリュドミラ」などです。挿絵とはまた違ったビリービンの魅力を是非お楽しみください。
ビリービンについて
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イワン・ビリービン
（1876〜1942）
画家、舞台装置家。ペテルブルク生まれ。大学時ドイツ留学。イリヤ・レーピンに師事。ヴァツネツオフのロシア英雄叙事詩画などを見て衝撃を受け、以後ロシア民話や中世を作品に反映させるように。「芸術世界」の一員として民話画を描きはじめ、1901年から03年までに当時の印刷技術最高峰の国立印刷所から「うるわしのワシリーサ」など6冊の民話絵本を刊行。その後もロシア細密画、イコン画、ルボークなどの要素を取り入れ、アール・ヌーヴォーや浮世絵の影響も受けつつ、豊かな民族描写力、装飾モチーフのデザインセンス、美しくも落ち着いた彩色で描かれた美しい絵本を発表。オペラやバレエの舞台装置デザインでも活躍。ロシア革命後はエジプトやフランスにも滞在し、帰国後、36年からペテルブルク芸術大学教授。42年、ドイツ軍に包囲される中、防空壕の中で66歳で亡くなっている。
