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ロシア絵本・「ねずみとねこの戦い」

販売価格: 1,980円(税込)

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ねずみとねこが戦えば…

200✖️260 ソフトカバー 16ページ つや消し

ダイアリーより
ねずみとねこの絵本。「ねずみとねこの戦い」(ゲンナージ・ヤシンスキー画、ザボラツキイ文)。ねこが邪魔なねずみが最初に戦いを仕掛け、まんまとねこを仕留めるのだが…というお話。

トムジェリのように一対一で追いかけ合うのではなく、ねずみが集団でちゃんと軍備を整え、猫に戦い(戦争)をしかける、というパターンはカランダーシの資料の20世紀初頭の他の絵本でも見られ、最初はねずみが意気盛んに優勢だが、というところも同じでありる。

また、仰向けにねこが縛られている様子は、17世紀辺りには広く農民に出回っていたロシアの民衆版画ルボークの「猫の葬列」の絵柄を彷彿とさせる。(黒いねずみの画像)

「猫の葬列」では、猫が皇帝(ツァーリ)であるといわれており、前述の古いお話も猫は権力者として表現されている。対するねずみは民衆であり数が多い。

このような現代の絵本(テキストは初め1980年に書かれたようだ)の中に、ロシアならではと思えるような特徴が息づいているのでは?と(勝手に!)思いながら眺めたりすることは楽しいことだ。

さて、このねこ対ねずみ、勝敗はいかに?(直)











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