ハリネズミおじさんが話す森の仕立て屋さんのおはなし
ソフトカバー 16ページ 200✖︎260 オールカラー
【ダイアリーより】
ラチョフ画「もりのようふくや」(うちだりさこ訳・福音館書店)の露語版を並べてみた。
冒頭でページデザインが違ったりするが、同じテキストの同じ絵本。絵の方はというと、まず色調が随分違うのに気づく。絵そのものはパッと見ると同じもので、でも縮尺が違うのかしら、と思っていたのだが、よく見ると違う。違う。違う絵だ。
どちらのオリジナルの絵が古いのだろうか。多分露語版の方が古いと思っているがどうなのだろう。こういう時、露語版の初版年がわかるといいのだけど記載はない。同じようで違う絵を見比べるのも興味深い。
この絵本は動物たちのお話。ハリネズミ、ウサギ、クマ、オオカミ、アナグマたちが出てくる。それぞれの衣装も素敵だ。それからこの絵本、たくさんの民族的な模様のついた陶器の花瓶や壺などがたくさん出てくる。そちらをひとつひとつ見るのも楽しい。
ハリネズミのおじさんが「…きのこいりの おまんじゅうを たべて、こけももの おちゃを のんだ。…」というところが好きだ。(直)