こうさぎは遊び相手を探して動物たちに次々声をかけますが…
ソフトカバー オールカラー 200✖️260 16ページ
【ダイアリーより】
チャルーシン画「誰がどんな能力をもっているの」(シム文)。まだ小さなこうさぎはひとりぼっち。誰か遊んでくれる相手を探して最初に出会ったのがモグラさん。さあ、走って!追いかけるから。1、2の3と遊びに誘うものの地中にもぐられてしまい、もぐるのがモグラだと言われてしまう。
次にビーバー出会い水中に潜られ、リスに出会い、木に登られてしまうこうさぎ。中々追いかけっこ遊びができないが、キツネに出会って…というお話。
ふわふわのこうさぎは、実際にいろんな動物に出会う中でそれぞれの能力を知ることになる。チャルーシンが描くモグラやビーバーなど珍しい動物がたちはそれぞれ愛嬌もあり親しみを感じさせてくれる。
ロシアにはヨーロッパビーバーという種類のビーバーが生息していて、地域によって毛色が異なるらしい。この絵本でも大きく描かれているけれど体長は約100センチ、体重も平均で20キロ位はあるようだ。(直)
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エフゲーニー・チャルーシン(1901-1965)
動物画家。ヴォートカに生まれ大自然の中で育つ。ぺテルブルグの高等芸術技術学校で学ぶ。前衛芸術まっさかりの中ではあったが、対象をリアルに描く表現に徹した。動物作家のビアンキとのコンビが有名。その描写表現は動物の細部や動きをつぶさに魅力的に伝え、世界中の動物画家に影響を与える。
ラチョフとチャルーシンについて:http://lucas705karandashi.blogspot.jp/