夜の不思議。眠りの神秘。
ハードカバー 24ページ 210✖️215 オールカラー
【ダイアリーより】
「眠りの絵本」。アナスタシア・オルローバの詩に合わせてイリナ・ガブリロワが優しく幻想的な眠りの世界を表現している。2人とも現代ロシアの子どもの本の世界で活躍している作家だ。
皺をつけた紙をコラージュしたり、ページにより文字の配置を変えたり、さまざまな手法や切り口が不思議さがふんわりとした浮遊感を演出している。神秘性も。温もり感もあるけれど青色を中心にとした寒色使いによるひんやり感とのバランスで甘過ぎない。
それにしても1つのページに線画、水彩、貼り絵グラデーション…と様々な手法が混在している。どこまでがアナログなのかなどとじっと見つめてしまう。それで眠れなくなることはないけれど。(直)