チジコフの多彩な挿絵の表情を楽しめる内容
218✖️290 128ページ ハードカバー オールカラー
【ダイアリーより】
ヴィクトール・チジコフ画「詩とお話集」はブラトーやマルシャークの詩やウスペンスキーのお話などなど充実の内容。そしてとにかく多彩な表情を見せるチジコフの軽快でユーモアのある挿絵が楽しい。
お話の中の動物たちは、キャラクターを重視した愛嬌のある造形で表情や表現が生き生きと非常に豊か。アニメ的な表現を感じる作品も多いが、どこか陰影がありはしゃぎ過ぎない印象があるのは、色味が抑えられていることと、絵の具の滲みのせいなのだろう。
チジコフは1935年生まれ。オリンピックマスコットのクマのミーシャの作者として有名。2020年7月に亡くなっている