おだんごぱん単独絵本です。
ソフトカバー 205✖️290 8ページ オールカラー
【ダイアリーより】
ヴァスネツオフ画の「カラボーク」絵本。みんながよく知るロシアの昔話「おだんごぱん」のお話。
ナナカマドの実がなる季節。きれいな飾り枠のついた窓辺にいたカラボークはコロコロと家を転がり出て行く。
小道でうさぎと出会い、森へ入り、灰色オオカミに出会う。ヴァスネツオフが描く灰色オオカミは撃ち取った鴨をぶら下げており、背景に池を配している。
大きなクマと出会うのは切り株の上。大きな木が描かれて威圧感のある挿絵だ。そしてキツネに出会うのは低木の茂みのある明るい小道。カラスたちが一部始終を見守る中、パクっとカラボークはキツネに食べられてしまう。
おバカさんのカラボーク。でも、お家にいてもお爺さんとお婆さんに食べられてしまうわけで。束の間、コロコロできたのは幸せなことだったはず。と思いたい。(直)