マーヴリナの様々な絵が楽しめる
ソフトカバー 24ページ 215✖️280 オールカラー
【ダイアリーより】
「猫の観点からすれば」は現代ロシア児童文学家であり詩人であるアナスタシア・オルロヴァの詩とタチヤーナ・マーヴリナの絵が響き合う芸術的な絵本。ニジニ・ノブゴロドが今年800周年を迎えることを記念して作られた絵本だ。
季節や植物、自然をテーマにした短い詩とマーヴリナの絵が見開きで見渡せる構成。季節は冬から始まり、ゆったりと時は巡り、雨が降り、葉が色づき、猫は悠然と寝そべっている。
マーヴリナの様々なテーマの作品を一同に見ることができる贅沢な内容。初めて見る絵も多く単純にありがたい。すっきりと余白をおおくとったブックデザインが効いていて、新鮮な印象だ。ソフトカバーながらしっかりとした紙で作られているのも好感。(直)