感性豊かな表現を楽しめる
128ページ 178✖️267 ハードカバー オールカラー
【ダイアリーより】
ヴェラ・パヴロヴァ画「せむしの仔馬」は洗練された感覚の美しい挿絵が魅力。つい先日もべつ作品を紹介したが、昔ながらの民族的な意匠表現を踏襲しつつ、全く新しく幻想的な世界観を提示する力量に圧倒される。とにかく面白く見入ってしまう。
色使いも独特であり、オレンジ系と青系の色の対比が一つのテーマとなっており、全体的に鮮やかで明るい印象を残している。
アーティストは1952年生まれ。残念ながら2015年に亡くなっている。多くの児童文学の挿絵を手がけており、高いスキルを用いて古典、民族的なスピリットを継承しつつ独創性豊かな表現を取り入れるスタイルは数多くの賞に輝き、海外でも高い評価を得ている。