昔話に出てくる木の家のことがよく分かる
ソフトカバー 24ページ 210✖️270 オールカラー
【ダイアリーより】
「イズバー・ロシアの丸太で作ったお家」は昔ながら話の舞台になってきたロシアの田舎の昔ながらの木の家の仕組みや暮らし方を教えてくれる。資料としてとても貴重な絵本。
丸太の組み合わせ方、地下や屋根裏がある構造が紹介され、そしてその中で家族がどんな風に日々の暮らしを紡いでいたのかがよく分かる。生活用具やその置き場所なども絵を見ればよく分かる。
大切なペチカのことも教えてくれる。横にサモワールを置き、煙突をペチカに接続させている様子が描かれているし、暖房や料理、そして寝床としても大活躍だし、土台の隙間で鶏を飼っていたり!とにかくなくてはならない存在なのは一目瞭然だ。
イコンが飾られた壁の前の大きなテーブルで三世代が木のお匙で食事をしている場面の楽しそうな様子がいいな。
マリナ・ウルィヴィシェヴァ作、絵はナタリヤ・コンドラトヴァとアレクサンドラ・パリャコヴァ。(直)