ハードカバー 205✖️205 32ページ オールカラー
エカテリーナ・セトゥノヴァ作/絵
森に住むハリネズミ。背中のトゲが白いことで他の動物たちから避けられていました。
トゲの色々が変わったら皆仲良くしてくれるかしらとハリネズミと悲しい思いをしていました。
そんなハリネズミはたんぽぽの野原が好きでした。特に綿毛の様子が自分に似ていると思っていました。
でも綿毛はいつかは飛んでいってしまいます。僕も一緒にどこかへ飛んでゆきたいなとハリネズミは思います。
ハリネズミの寂しさ、タンポポ野原の美しさ、そして温かな結末。
セトゥノヴァは愛情伝わる表現で私たちにハリネズミの気持ちを丁寧に伝えてくれます。
心に沁みるお話です。