エストニア語 ハードカバー 210✖️297 40ページ オールカラー
森に子どものいない老夫婦が住んでいました。夫は毎年鳥のために巣箱を作って木にかけます。ある年、夫は特別な凝った作りの巣箱を作り木に架けると背中に羽根の生えた小さな美しい娘が住みつきました。老夫婦は大喜びです。やがてその羽のついた娘は同じように羽の生えた男と結婚して2人の子どもを産みました。でも秋になるとみんないなくなってしまいました。老夫婦は寂しがりましたが、実の娘がいたっていつかは巣立ってしまうもの、仕方ないと慰め合うのでした。
淡いタッチの水彩画が物語の世界に優しく誘います。巣箱に住み着く妖精という発想がとても興味深い素朴で愛らしいお話です。