212✖️293 ハードカバー 48ページ
フランスのシャルル・ペローの原作を踏まえてイギリスのポターが紡ぐ物語。
ヘレン・オクセンベリーの絵は手描きのタッチをいかした柔らかで美しい絵柄が魅力です。ユーモアを取り入れた表現でポターのお話を彩ります。
(ダイアリーより[
ピーター・ラビットの作者ビアトリクス・ポター再話『赤ずきんちゃん』。赤ずきんちゃんの舞台がイギリスの牧草地帯に変わります。そしてお話の終わり方はとても唐突です。(編集からの付け足しはありますが)
また挿絵をつけた画家ヘレン・オクセンベリーは前書きでポターの赤ずきんに対する説明を行っています。
このお話の展開は厳しい自然を熟知しているポターならではのものでしょう。お腹を空かせた狼のリアルこそをポターは子どもたちに伝えたかったのだと思います(直)