ハードカバー 220✖️282 32ページ オールカラー
【ダイアリーより】
ソ連時代、子どもたちは集合住宅の周りのアスファルトにチョークで絵を描いてよく遊んでいたようです。私のロシア語の先生もポケットにはいつもチョークの箱を入れていたと言っていました。
現在でもアスファルト用のチョークを売っているようですから、こういう遊びはポピュラーなのかもしれません。この絵本では、冬の間じっとしていたチョークたちがアスファルトの上で思い思いに絵を描き始めますが…というお話です。
挿絵はマリヤ・プチェリンツェワ。1989年生まれの今後に期待したい芸術家です!カランダーシでは以前子守唄の絵本を扱いました。優しい色彩と柔らかな線がほのぼのとした印象を与えてくれます。この絵本は小さなチョークたちが愛らしく、春を待つ気持ちが伝わってきます。