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1/29 「ミセス」

2019年01月29日

「ミセス」(文化出版局)という雑誌がある。これを私は結婚する前に愛読してしていた。叔母が毎月読んでいたのをお下がりでもらっていたのだ。美しいファッションや旅、着物、季節の暮らしや素敵な手作りを眺めるのは楽しいことだった。でもそれからとんとご無沙汰していて、それでもどこか親しみは感じていた雑誌ではあった。
去年のことである。サイトにお問い合わせがあり、オレイニコフの「小さな引き船のバラード」という絵本を取り寄せてほしいということだった。その際、この絵本を「ミセス」で見たとうかがった。その記事を見てみたいと思った。それで「ミセス」のバックナンバーならご近所の西荻図書館にある、と思いつつそのままだったのだが、やっと2018年7月号の掲載号と、全部ではないがその他の号も借りてきた。最初、後ろの方の書籍紹介ページにでもちらっと載ったのかなと思っていたのだが、およそ1年に渡り、ロシア文学者の沼野恭子さんが1冊ずつロシア絵本を取り上げて見開きページで紹介するという連載だった!とても丁寧に作品を紹介している。やはり大判の雑誌のカラーページの威力ってすごい。きれい。毎号ヴァラエティにとんだ選書だし、これから読むのが楽しみだ。
久しぶりに手に取る「ミセス」。意外にも昔とそんなに変わっていないような印象。懐かしい。色々役に立ちそうな情報もたくさんだ。まあ、でも巻末の案内ページを見て、あっ、この展覧会行きたい、と思っても後の祭りではあるのだけど。(直)


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